ディレクターズ

GDW番外編 その1

__

1年ぶり...怒涛のヤングディレクター特訓終了。

今回の課題は新人DJ達のボイスサンプルを作る企画とMAVの演出。
広告の指導でもあり、演出の指導でもあったのだけれど、掛合や複雑な構成を禁じたせいである程度長文を書かねばならず、思いがけず作家性を指導する時間になりました。得意なものだけでなく普段書いたことのないテーマにトライさせ、一人一人ぐっと追い込んでいきました。

言葉のセンスなどというものは持って生まれた要素が強く、トレーニングではそうそうのびないもの...と今まで思い込んでいましたが、決して決してそんなことはなく...恋のことがよくわからず、初めは薄っぺらいテキストを書いていたヤングは4度のリライトの末に一気にここまで書けるようになりました。

あなたを街で見かけた時、
風に舞う落ち葉も、道ゆく人々も
世界がスローモーションで見えた。

あなたが視界から消えてしまえば
キラキラと輝いていた時間は、

また、色のない世界へと戻る。


帰り道に見上げた月が、
あり得ないくらい綺麗で。
込み上げてきたもので、
今度は目の前がぼやけて見えた。


どうしてだろう。

あなたのことを想うと、

世界がこんなにも違って見えてくる。


そう、それはきっと、「恋」というメガネをかけたから。

ひとはみんな、いろんなメガネをかけている。

人生にすてきなメガネを。
白峰眼鏡。


この原稿は自分でディレクションさせてもらった。
深い言葉にきっとこの子たちは飢えているのかもしれない。

今年はあまりにも何もしない年だったので、自分に負荷をかける時間でもあったのですが、サボっていたせいか、おいつめた時間のせいか、しかし今回は疲れたな~

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第5回GDW 本当に好きになっちゃダメ

_

年内最後のGIRLS DIRECTION WORKSHOPはやくもさいじ監督のp.o.v主観カメラ。大田区北糀谷の美術さんの昭和のアトリエ、”初めて入った彼の部屋で別れをきりだされる”という設定で、2階の部屋にモデルと監督、1階のモニタでそれをみんなで覗き見るというなかなかに緊張感のある設定...
GIRLS DIRECTIONは「プレイ」であると言うように、監督はモデルごとに、泣き落とし、お色気落とし、脅かしとパターンを変え、自分の声を変え、相手のスキルに合わせて本能と生理を利用しながらノンストップのセッションをしかけてゆく。

その後たまたまBOYSばかりだった生徒とモデルが組み、今度は”彼女に好きと告白されるまで”というキワどいテーマでのpov体験。その中で本人のドキドキがリアルすぎてあまりに生々しいセッションも....「パンツをどこまで脱ぐかだよ.....。」と生徒を指導していた監督ですが、その後の感想で「でも演出家は本当に好きになっちゃダメなんだよね....。」と言った。

あたり前だけれど、演出家がどういう職業であるかの真理をついた言葉だと思った。

__2

正直この半年、ワークショップは自分にとってなかなかハードなものでした。
月に一度、その監督(カメラマン)の本質が納得できるまで(ある時はよくわからくまま)カリキュラムを組む、その中にはよく知らない人もいるし、知っていた頃とは変化している人もいる。監督とモデルがプレイするように、自分と監督たちもセッションでありプレイでした。5回目となるこの回は、自分も含む4人が投げた様々な(だけどたぶん本質として同じもの)が流れとなって集約した、面白い会でした。

この子たちが、好きになるのをとめられないようなものを撮る機会はいつ訪れるだろうか.....GDWあと2回。さて最終戦。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第3回GDW ぼくを鏡だと

舞山秀一さんは、マダムがあるCMの仕事でたった一度だけムービーを撮っていただいたカメラマン。スチルの活躍は多少は知っているものの、なぜWORKSHOPに舞山さんをお願いしたのか?というと自分でもなにか説明がつかず。

この一か月は、WORKSHOPのためというより舞山秀一という人を知るための自分の旅のような時間だった。竹石渉、オースミユーカという二人の演出家と接して感じたのは、自分がその演出家の根幹に触れられない限り、WORKSHOPはやらない方がいいということ。ただそれをやるにはツキイチというのはなかなかに辛い....しかも自分がわかりもしないで手をだした時はなお辛い。けれどふっと会い、ふっと連絡がきて、その間にひらめきがあり、ああかも、こうかも、と準備や交渉をギリギリまで変更しながらたどり着いたモデル3人2セットノンストップ4時間撮影を、誰よりも一番楽しんでいる自分がいました。

これみよがしにものを言わない方なので、詳細は公表しませんが、舞山さんはモデル達にぼくを鏡だと思ってほしい、おかしな鏡かもしれないけれど、知らない自分を発見する鏡だと言った。「すぐ得意な顔に逃げる」と一刀両断されたモデルは2パターンめで見たことのない顔をした。初対面のこの子からこれを引き出す鏡、プロ、とか大御所とかそんなくくりでなく、この鏡を本当に素晴らしい鏡だと思った。
スチルの生徒たちは、みなずっと興奮していた。
(贅沢な事をしているな、と思う)

3つ目の長い旅が終わり、次に何をしようか、という時、1か月で次の演出家のリサーチをしながらこの流れをつなげる自信がない。それでとりあえず次回は少なくともリサーチの必要はない自分が講師をする事に決める。
GIRLS DIRECTIONは「片思い(竹石渉)」⇒「すっぴん(オースミユーカ)」⇒「裏切り(舞山秀一)」⇒自分は?それまでやっていない、後半の先生の誰もしなそうなこと、CM的なことをまだ全然していない、それと、安易な自然体(=ヘタクソ)という事への反駁もこめてエモーション、と決めた。

舞山さんは、相手によって出す自分は、どれも違ってどれも自分なのだと言った。これは自分がこのWORKSHOPをやろうと思った時に、一番大事にしたいと思っていたことと同じ。あの子たちは今度、どんな違った顔を見せてくれるだろうか?

さあ、できるか?あたし...coldsweats02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

REMARKABLE BOYS トリプル受賞

For_print

かれこれ5年目となるヤングディレクターのコンペティション、リマーカブルディレクター。奴隷世代(自分のスケジュールが自分の意思で決められない)のヤング達がクソ忙しい本業の合間に、企画審査だ準備だとチキチキキリキリする夏にすっかり慣れてもきました....今年は珍しく企画を早めにキッチリあげた黒ちゃんと、ディレクター志向のまま伝わりにく~い企画を直しに直していたコガハラと、自分で自分の企画にダメだしをして時間が刻々となくなってゆくチョーさんと...30歳を控えたBOYS3人のラストラン....ありがたくも2人がオブザイヤー、1人がファイナリストという、これまでにない、そしてたぶんこれからもそうそうない快挙となりましたshinecrown

もうひとつうれしいのはPMをやりながらディレクターを夢見てきた、フデバコのBOYもファイナリスト受賞したこと。ワークショップに参加してくれている他社の1年生BOYSもオブザイヤーgood

授賞式&セッションで久々に作品を見て、ああ、みんな違ってみんないい、と金子みすずのように思う....技術はまだまだ頑張ってもらわなきゃいけないとして「オレの好きなもの」なんていうのはこの年になればもう決まっているんだろうなあ、そしてものを作る人としては、ヤングなんかじゃなくてピークに向かうまさに本番....オスのピークは女子よりはたしかに遅めだし、思わぬ時にブレイクする時もあるのだけれど、もう少し急いでもいいのかな、と思う。日本も経済もちょっとずつ不自由になってしまう時代の中で、この子たちが40歳になった時、ただ笑ってはいられないだろう、そう思うからconfident

昨年もセッションでアホな事を言ってヒヤヒヤしたチョーさんですが、コーディネイター兄の「オレの現場って、演出ってどう思う?」と聞かれたチョーさん、セッションには不適切な長い間のあと「北斗の拳で言うところのトキっスね。」と何様発言...。
「ケンシロウでもラオウでもなくて、流れるかような感じ、で、まさに自分の現場になっている。」
調べてみると、トキなる方の「柔の拳」は快感を覚えさせ苦痛を与えない、もしくは快感をひきおこす経路をつくらしいですね....なるほど...その夜もコーディネーター兄がヤングの”静水の如く拳を受け流してスキをつく”楽しいひと時とwineなりました。

どんな拳でもいいから、早くオレの拳をみんなマスターできるといいね。

おめでとうshine

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バカは邪気をはらう

_

たいがいのピンチが起こっても結果オーライのディレクターとして不死身扱いしてきた、自称”受難系”ディレクターの名和くんが、髄膜炎という誰にでもおるウィルスにやられ、帰省先で入院、さらに再発再入院となり、鬼の霍乱とばかり多摩地区の某病院にお見舞いにdash
見舞のリクエストが会社においてあるPCとおいしいコーヒーというあまり病人に適さないものだったので、もういいや、と思い小林よしのりのA級戦犯論と、器機の周りで盛大に湯気を吹きあげ、どう見たってよろしくないT-fal&Kittyちゃんのマグカップをさしいれ....coldsweats01こういう時は、バカは邪気を吹き飛ばすという大日本的縁起が大事sunまあそんな事をしなくても受難系ディレクター氏は、”昨日の看護婦さん”を指名しようとし、指名料がかかりますと切り返されていました。
こういう時に限って何でもおさめようとする男なので、期待通りスチル、ムービーを一式もガッチリおさえる。
8階の窓からは美しい連山が広がり、入院はどこへ行くよりよほど旅、としみじみ思いました。邪気にやられないようパワフルにすごすのが見舞いの鉄則だと思う。

本日会社に来たメールでは、昨晩の夕飯には「敬老の日おめでとうございます」というプレートがついており、早朝の休憩所では老婦人方が放屁合戦をされていたという事ですので、退院もまもなくの事でしょう。

バカは邪気をはらうという意味で、今の日本に足りないのはバカだな、と思う。なのであまりにもバカな福島第一は不謹慎ですが、なんだか大丈夫なんじゃないか、と思ってしまったりする。自分もバカが全く欠損しがちな人間なのでちゃんとバカを補強しないと。

__2

画像はこのあと、抗生物質の点滴にうめく名和くん。まあそのくらいはガマンして。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

楽しく自然体 GWD第2回

のっけからなんですが、楽しい現場が一番とか、自然体とかすぐ言うディレクターが嫌いですpout仕事せいよ、と思う。
GIRLS DIRECTION WORKSHOPの第2回。オースミユーカ監督はマダムの会社の後輩で、その頃からCMの定型にはまる事を嫌った独特のムードを持っていました。退社してからはショートムービーや映画の脚本、監督にもたずさわる脚本家・映像ディレクター。彼女に講師をお願いする時にでてきた”楽しい、自然体”という言葉に内心小さな抵抗を感じていました...。

いくどかの打合せを繰り返し、彼女からだされたのは
『姉妹の設定だけを作り、ディレクターとモデル達で一緒に作っていくエチュード』
簡単な部屋の装置で、ゴキブリの出現から処理するまでの1分、という条件の中、それぞれのグループのくり広げたのは、自分の鎖をどんどん解いてゆくキャラクターの爆発でした。それは自分の想像する"楽しく、自然”というものとは全く違っていた。
あるモデルの子は「もっとできるよ、やっていい?」と言った。次のテイクで彼女はもっとやった。終わってからももっとやりたそうで、楽しそうだった。

CMという世界の不自由さと、ディレクターごときが考えた事よりも、プレイヤーの中のポテンシャルを信じるという事をユーカは伝えてくれようとしていたのだ。そして最後に突然お願いした二人のモデルたちから、とんでもないブッラクなものをさくっと引き出して大笑いしていた。
”もっとやる事”なんかを今のCMの世界は求めてはくれない。それどころかよりも”やりすぎない事”を監視されてさえいる。けれどその習慣が、中途半端なテンションのOKカットや、約束事の域を超えないCMをどれほど生みだしている事だろう...

「ディレクターは自分の想像をいつも役者に越えてほしいと願っている」
これってプロレスの事だ。
プロレスは楽しく自然体だ。
今日のこの子たちは、みんなバラモン姉妹だった....

画像はモデル事務所の許可がいただけたらUPいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

セッションの余地

Fw:

あまり人には言わないけれど、どんなディレクターもこの人の作品を勉強した....という対象がいると思う。竹石渉というディレクターは自分がいい年こいてから勉強した人。GIRLS DIRECTIONのWORKSHOPをしようと思った時、まっさきに頭に浮かんだ中の一人でした。ご縁を辿ってお願いをすると二つ返事で受けてくださいました。

お願いしたのはプレイバック撮影。pvを撮る時に音楽をかけながら撮るアレです。音楽という魔法は、その子の思いがけない引き出しを開ける可能性があるから...。たまたま仕事が早く終わったからと、ふらりと会社を訪ねてきた10分の打合で、竹さんは”その子の歌いたい曲でいい””その曲に合う着たい服で来て”その方がオレも面白いからと言って帰っていった。
そして土曜日の会社の何もない会議室で、竹さんはパートナーのカメラマンKIYOさんと照明西尾さんと初対面の女の子5人を、3時間ちょっとぶっ通しでプレイバック撮影をしたdash曲は、speedのmy graduationでも宇多田ヒカルでも松浦亜矢でもELTでもなく、いきものがかりの”笑ってたいんだ”と絢香の”みんな空の下”

終わってから竹さんは、汗をだくだくかきながらsweat01撮影はセッションの余地を残すと言った。それから今日のセッションはきつい、珍しく疲れています。と。
そりゃそうだ。初めての曲、モデル、場所で、ありえないほどギリギリのところに初めて会う一応ディレクターだっていう生徒達がわらわらたかって、何もかも見られて聞かれてるんだから....。こういうのをわたしはプロレス....と呼びますが...coldsweats02.
みんなわかってくれただろうか?演出家ってどうあらねばいけないかという事を。振る舞う事を。プレイヤーの何倍も全開にならないといけないって事を。瞬時に一番キレイなアングルと角度を見つけて、たった数テイクで驚くほど魅力的な表情をひきだせるって事を。予算のない制限の多い、その中でそれなりにがんばっているこの子たちだけれど、大切なのはこういうかなわない圧倒的な、そしてちゃんとしたものに触れる時間なんだよ。
でもその気持ちは伝わったみたいで、終わってから竹さんのいない席でお酒を飲みながら、今日来なかった生徒はどれほど損だっかたをみな興奮気味に語っていたhappy02

自分の演出はマジックだと演出家は言わなくてはだめ。でも決してマジックなんかではない。技術です。盗めるんだからどんどん盗めばいい。ヤングの自習なんて小学生の自由研究みたいなもの。めんどくさい、もうやめようかなと何度も思う事があるけれど、伝わってくれたら、そしてこうやって惜しみなく盗ませてくれるなら、もうちょっと続けてみようかな、と思う。まあ何より自分が面白い。

竹さん

改めまして本当にありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

GIRLS DIRECTION WORKSHOP

__

ディレクター時代に一泊二日の企画強化合宿というものを開催していた頃から早5年。その頃から、やってみたいけれどなかなか実現できずにいたのが演出家の育成でした。演出のトレーニングをするには対象となるプレイヤーがどうしても必要だし、CMメインのディレクター達にとって、その対象はやっぱり小劇場の役者さんではないからです。

ひょんな事からキャスティングディレクターのモリちゃん経由で相談された、とある事務所さんのモデルのトレーニングの事を聞き、『モデルというプレイヤーがいるならできるかも!』と、すったもんだしてようやく実現の運びとなったのが、GILRS DIRECTION WORKSHOPshine

7人のチャーミングなモデルさんと、様々なプロダクションから集まった12人のヤングディレクターたちのエントリーを終え、まずは顔合わせを兼ねたプレスクールは、オーディションWORKSHOPbook情緒的でなかなかむづかしい企画だったのですが、本日のヤング”実験”ディレクターくんはさすが海外のアートスクールmovie(演出についてちゃんとカリキュラムを学んでいる)卒なだけあり、プロとして十分やっていける技量だったのですが、初めてオーディションを見た、という弊社新人ちゃんをはじめ、みんな自分のオーディションでもないのに、ものすごい集中力で、メモをとっているのが印象的でした。

終了後、お互いできなかった事(できなかった、という事が大事なので)などを話し合ったのですが、モリちゃんの「出し切った、と思えたなら、合否にいちいち落ち込まない。」というのが一番彼女たちの心に響いたようでしたconfident

その後ヤングくんたちに基礎と、本日のオーディションの特徴と改善点などを軽くおさらいして終了sign03その時にふと思いついて強制回収したのがコレ↑みんなのオーディションメモbookあまりに抵抗されるので(自分の本性をさらすようなものですからねcoldsweats01)マダムだけがこっそり見ているのですが、これ、視点の違いがわかって本当に面白かったです。

マダム自身も、レスラーとの長年のお付き合い?のおかげか、あまりガチガチに計画しない、ライブとして進行するという健全な体質変化もあり、今日の流れを見てまた次のカリキュラムを楽しんで考えてゆこうと思います。義務になっちゃうとこういうのはつらいから、モリちゃんとマダムがやって楽しいことをやる、という主義でできるところまで続けてみようと思います。

始まったばかりのWORKSHOPですが、さてさてこの先どうなりますやらcoldsweats02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

菊まつり

Photo

_

__2

_b

Photo_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プレイヤーたちへ 春

「カロリナ(コストナー)が滑ったすぐ後で、お客さんの拍手がすごかった。自分もこのくらいの拍手がもらえたらいいな、と思ってフリーを滑りました」
ニース世界選手権の女子決勝終了後、鈴木明子は記者会見でそう口にした。
(中略)
10回目の世界選手権で、ついに優勝したコストナー。
今回のメダリストたちは、実はみんな鈴木のようなベテラン勢ばかりだった。

初優勝を飾った25歳のカロリナ・コストナーは、このニースで10回目の世界選手権出場だった。2006年トリノ五輪当時から、もっとも才能のある女子の一人と注目されてきた。だがいつもここ一番というときにミスをして、大舞台でのタイトルを逃して何度も泣いてきた選手である。もうこのまま引退するのではないか、と囁かれたこともあった。
「今の気持ちはとても言葉では言い表せません」
コストナーはそう言って言葉をきり、目を少しうるませた。
「今までスケートの夢を見ると、大会に遅れてしまうなど悪夢ばかりだった。でもこうしてチャンピオンになれて、それも変わるかも」
 あなたほど才能ある選手が世界の頂点に達するのに予想よりも時間がかかったのはなぜだと思うかと聞かれると、彼女は少女のように小首を傾げて少しだけ考えこう答えた。
「才能がある選手は私だけではなく、大勢います。でも私には、きっと今までの時間が必要だったのだと思う」
 (「フィギュアスケート、氷上の華」田村明子 = 文より)

春、昇進をしたり移動をしたり悲喜こもごもの季節cherryblossom
ディレクターもアスリートと同じ、旬や運や勢いや巡り合わせ、時代。資質や才能、努力ですらない様々なものに振り回される苦しい仕事ですね。なのにアスリートのように自分の事を考えることができない子があまりにも多いような気がします。
「才能がある選手は私だけでなく、大勢います。」
このコストナーの言葉をみんながかみしめてほしい。

わたしは天才が好き。でもがんばる子もはもっと好き。大好き。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧