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ふたつの故郷

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年明け届いた年賀メールの中に、仲のよい照明技師さんが身体を壊し、八ヶ岳のふもとで自給自足を目指しながらマクロビオテイックをしている、という一通がありました。
仕事のある時は東京に出て、また技術を生かして地元の詩の朗読会に照明を当てに行ってきた、パンが食べたいからライ麦にトライするというその暮らしぶりは、心配というよりむしろすがすがしく羨ましいものでした。

彼は60歳ですが、自分ももうすぐ50歳になろうとしています。
徹夜もきついし老眼もすごいし、当たり前のことですが若い時とは違う、特に様々な事に興奮できなくなっているという事をいちばんに感じます。

そんな週末、お正月に帰らなかった実家の成人式連休の労働要員の帰省で、役者とオーナー代行の2足のわらじで10年走りぬいた弟と、実家のロッジの将来やもうとっくに隠居させてあげるべきなのに、そうさせてあげていない父の話となり、自分達がなんとなく帰ってくる気持ちもある事を初めて告げました。「帰ってくる」という言い方は正確ではないですが東京と新潟の2つの場所をベースにする、という事。ひとつの仕事、ひとつの場所にこれからの不安定な日本での人生をイチかバチかかけるのではなく、4人が2ベースを場所的にも職業的にも柔軟にやっていくということ...まあ、弟がいまだ独身で、お互いこどももなく、東京と新潟が近いからこその考え方なのでありますが...そしてまだ誰も重い病気を患ったり、ココロに余裕があるからこそなのでありますが、先に先に早めに早めに、という事で今年はふたつの故郷を行き来しながら楽しい計画を考える年になりそうです。

東京で大人をやったのが32年となるわけですが、新潟を大人として向き合った時間はとぎれとぎれで短く、知識も人間関係も、楽しみ方もまだよくできていない...お酒ものまず、通信も世界も知らないこどもの頃のそこは逃げ出したいただ退屈な場所でしかありませんでした。だから戻るというのでなく、初めて行くつもりで大人をやろうと思います。

激しい雪がやんだあとのおそろしいくらい美しい空を、新たな気持ちで見上げる2014年の始まり。

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