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父の青春をたずねる長崎ツアー その2

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夏のような快晴の翌日、この旅の目的である高島、端島のクルーズへ。
勝手にセンチメンタルになりそうなところへ大挙して乗り込んできた熊本のおばちゃん連合(50人あまり)のおかげで、わさわさと出航!
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このクルーズ会社の人達は、いわばOBである父にも観光向きでないお話をいろいろしてくれたよう...。
まず父の働いていた高島に上陸し炭鉱記念館を見学。実際に働いていた場所は島の裏側で数も少ないバスしかないため交通手段がなくあきらめたのですが、もしかしたら行きたかったかもしれません...毎日何100Mもの地下に降り、地上に戻るには1時間気圧調整をしないといけなかった、何かが崩れ落ちれば命に関わる、実際現場で亡くなる人もいた労働の日々。なつかしいなどという言葉ではきっと語れないもの、若き日の父に感謝をし船は島を離れる。もう父はここに来ることはないでしょう。

Gunkanlong

そして見えてきた軍艦島は、圧巻の一言。
上陸できるのは2009年からで、波止場と炭鉱サイドのこちら側200Mの遊歩道のみ、上陸時間も厳しく制限されています。
Kamome

Gunkan

生活空間に入りたいという乗客が今まで多かったせいもあるだろうけれど、ツアーガイドの方の「生活空間のことだけでなく、何より炭鉱で働いていた人の事を忘れないでほしい」という熱のこもった言葉に、救われた思いがしました。画像は父のいた高島と同じ天井も壁もないというエレベーターの入口。階段の黒いのは影ではなく炭鉱夫たちの身体についていた炭だそう。「島から逃げようとして溺れ死んだ人もいる。地元の人は地獄島なんて呼んだんだよ。」光も影もある昭和。父はこの島に友人と映画を見に来て、生活エリアにぬけるトンエルの場所がわからず、頂上間近の地獄段という階段を迷いながら超えていったんだそう。

緑なき島には緑が生まれ、軍艦の上をとびが雄大に泳ぐ。

ここを含む九州の歴史遺産群は翌日世界遺産の日本推薦エリアに決定しました。

Photo_3

出島、平和記念館、稲佐山夜景とセンチメンタルに長崎を堪能し撃沈の夜、バスタブで転びお湯が赤く染まるデスマッチ...この程度でおたついていては昭和の先人と大日本に、申し訳ないと一人処置する夜更...明日何事もありませんように。

つづく



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