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葛西沼澤、愛しあう二人の

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葛西純選手と黒天使沼澤邪鬼選手は、ロミオVSジュリエットでその二人だけでひとつお話ができるほど、自分がもっとも思い入れの深いタッグ。
意味のある時でないとめったにやらないという、その二人のシングルが最後だという後楽園ホール。
特別な二人だからこそ、もちろん素晴らしい試合ではあり、何より選手生命に関わるような事故のなかったことに胸をなでおろしたけれど、何かこう...感じきれずにいる自分がいました。

それは例えていうなら別れる恋人同士の最後のSEXみたいなものなのかもしれない。
その二人にとってそれは人生で一番のSEXにはならないでしょう。気持ちは猛っても終わりにするという事は、続けられない時がきた、という事。けれど葛西選手の選手生命はまだ終わりなどと言うにはとてもとても早すぎて、終息の灯火のようなものとも違う。
ただ、長い時間を過ごしてきた二人だからこその経緯とさみしさは伝わってきました。葛西さんが引退する時は決められた引退試合ではないんだろうな、と思う。その時に沼澤選手は同じリングにはいないような気がしました。

人と人とのある時間が終わる時、それは必ずしもドラマチックではない。なぜならドラマはその過程にこそあるものだから。

だからこれからも長くひとつの団体を見ていたい、と思います。その一試合にこめられた物語を味わうために。

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