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2012年11月

溺れるナイフに溺れる

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生前贈与年間でまたまた思い切って贈与した書籍たちの中で、まだ手離せないいくつかのもの....
漫画では岡崎京子、ますむらひろし、よしながふみ、山岸涼子、山本直樹....このジョージ朝倉の『溺れるナイフ』もそのひとつ。
土地エロ好きの自分にドカンdashと来るこの作品はフレンドで連載中の少女マンガらしいのだけれど、少女に読ませたら(特に地方の制御の利かない子)実に危険なモノ...土地のステージは広島か岡山か架空らしいのだけれど、海と山しかないクソ田舎に”いてはいけない異物”がいるとどういう事になっちゃうのか、というのは自分がすごく好きなテーマのひとつ。井上荒野なんかは主人公がたいがいいい年のオトナなので、壊滅的な事になる前に自ら事を収めてしまうのですが(まあそこが井上荒野の品のいいところで、かつエロいところでもあるんですがcatface)、この作品は12歳~16歳(14巻現在)という危なっかしい世代なので、大事になってしまうのがとても映像的で官能的...。読者の少女たちはもんもんとしたクソ田舎生活の中できっとこのエロさを完璧に理解していると思うし、ただひたすら何かに憧れていた地方出身者もガツンと来る作品だと思う。

この作品の主人公夏芽は少女モデル、なのだけれど、今ちょうどワークショップをしているモデルちゃん達がみなちょうどこのくらいの年齢。ワークショップの中でこれをやらせてみたい...ナマ夏芽をさせてみたいと密かに思ったりします。自分が講師の会は終わってしまったので、
最後のセインセイにお願いしてみようかな....

14巻を二度再読。溺れるナイフに溺れる夜

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第3回GDW ぼくを鏡だと

舞山秀一さんは、マダムがあるCMの仕事でたった一度だけムービーを撮っていただいたカメラマン。スチルの活躍は多少は知っているものの、なぜWORKSHOPに舞山さんをお願いしたのか?というと自分でもなにか説明がつかず。

この一か月は、WORKSHOPのためというより舞山秀一という人を知るための自分の旅のような時間だった。竹石渉、オースミユーカという二人の演出家と接して感じたのは、自分がその演出家の根幹に触れられない限り、WORKSHOPはやらない方がいいということ。ただそれをやるにはツキイチというのはなかなかに辛い....しかも自分がわかりもしないで手をだした時はなお辛い。けれどふっと会い、ふっと連絡がきて、その間にひらめきがあり、ああかも、こうかも、と準備や交渉をギリギリまで変更しながらたどり着いたモデル3人2セットノンストップ4時間撮影を、誰よりも一番楽しんでいる自分がいました。

これみよがしにものを言わない方なので、詳細は公表しませんが、舞山さんはモデル達にぼくを鏡だと思ってほしい、おかしな鏡かもしれないけれど、知らない自分を発見する鏡だと言った。「すぐ得意な顔に逃げる」と一刀両断されたモデルは2パターンめで見たことのない顔をした。初対面のこの子からこれを引き出す鏡、プロ、とか大御所とかそんなくくりでなく、この鏡を本当に素晴らしい鏡だと思った。
スチルの生徒たちは、みなずっと興奮していた。
(贅沢な事をしているな、と思う)

3つ目の長い旅が終わり、次に何をしようか、という時、1か月で次の演出家のリサーチをしながらこの流れをつなげる自信がない。それでとりあえず次回は少なくともリサーチの必要はない自分が講師をする事に決める。
GIRLS DIRECTIONは「片思い(竹石渉)」⇒「すっぴん(オースミユーカ)」⇒「裏切り(舞山秀一)」⇒自分は?それまでやっていない、後半の先生の誰もしなそうなこと、CM的なことをまだ全然していない、それと、安易な自然体(=ヘタクソ)という事への反駁もこめてエモーション、と決めた。

舞山さんは、相手によって出す自分は、どれも違ってどれも自分なのだと言った。これは自分がこのWORKSHOPをやろうと思った時に、一番大事にしたいと思っていたことと同じ。あの子たちは今度、どんな違った顔を見せてくれるだろうか?

さあ、できるか?あたし...coldsweats02

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梅屋敷生活

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引越にまつわるあれこれで、すっかりBlog更新の滞っていたこの数週間、ようやく梅屋敷の住人となりつつあります。なにしろ一番違うのは、どこに行ってもどこで飲んでも、全ての道は五反田に通じるとたかをくくってきた飲酒beer後...なんとしてもちゃんと乗り継いで家にたどりつく事の努力...特に吉祥寺だの池袋だのへんぴな場所での開催が多い演劇の帰りは、途方もなく家路が遠い....一度ならず五反田に帰りたいと帰宅してから暴れる始末...

そんなこんなの日々から、とりあえずビバークできるそう悪くない地元の飲屋を2軒と、激安のクリーニンング屋、スーパーがなくてもなんとかなる大量の八百屋とドラッグストアを流し、どうにかこうにか生活らしい感じになってまいりました。

商店街とも呼べない規模の小さな路地を流すと、自分のよそ者感が著しい....なのにライトな会話のひとつやふたつはできないと不自然。五反田は中もよそもない街なので、これはなかなかハードルが高いと感じました。

画像は梅屋敷に縄張りを広げる一族。どこ行ってもこのタイプ。

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