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晩夏の天国

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15年近く暮らした五反田から、移転計画がもちあがる我家。
西五反田、北品川と今まで何度かの検討をしてきましたが、正直もうひとつ気乗りがしませんでした。というのも、ここからの10年という時間は、言ってみれば老化、よく言えば隠居や成熟という時間になるわけです。その年齢にふさわしい暮らしでありたい。

訪ねた大田区のその駅はごく小さな商店街のある街で、小さな町工場やかつての名産であった海苔の問屋などがあるとても素朴な場所でした。何が”ある”というわけでもないけれど身の回りに何もかもがなければいけないという訳ではない。その街でタクシーを拾ってワンメーターのところに、白砂と秋草のそよぐ丘の、夢のような浜があった。決してキレイとはいえないけれど、運河の水に魚が行き交い、地元のこども達が青空の下で水浴びをしている。運河の向こうには規則的な工場の機械音が響いていている。ここにしょっちゅう来て本を読みながらピクニックをする近い未来が見えた。

さて、ここで何をするか、何を新しく始めるか。そのために何をやめ、何を譲り、何を捨てるか。どんな人と時間をすごすか。ひと月の間ゆっくり考えてみようと思います。

戻るのではない、また行く、のだと思う晩夏の青空。

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