« 夕顔のはなしろきゆふぐれの神戸 | トップページ | 淡路再訪(夏の西日本ツアー) »

その土地で生まれるもの(夏の西日本ツアー)

___3

2日め
神戸から淡路島経由徳島dash 吉野川はじめいくつもの大河が紀伊水道に流れ込む徳島は、美しく小さな水の町。日中は心配になるほどのシャッター街も夜になると若い人が(なぜか男女別に)わらわらと湧いてきて”本州とはもはや別物”の瀬戸内の魚(なんなんでしょうね、ホントに)本来豊かな土地であることを眉山の風に吹かれて感じる。地物のすだちがあまりに鮮烈なので箱買いして、帰京してからあらゆるものに絞って大量に摂取。

柑橘類っていうのは、シークワーサーでもタマリンドでもニューサマーオレンジでも割と地場生産地場消費なので、土地の食を色濃くする食材ですね。甘辛の豚バラと生卵をのせた徳島ラーメンまで、滋味があってさっぱり、というのが徳島の味のようでした。

___4 

観光らしき観光もほとんどしなかったのですが、市内の寿司屋さんに「ちゃんと見るなら8時間」と勧められ、鳴門市の大塚国際美術館へ。鳴門は大塚製薬創業の地で研究所や球場も。75周年に設立されたここは”経年退色しないよう陶版に実寸で焼き付けた”大量の世界の名画を展示したもの。実寸coldsweats01のバチカンシスティ礼拝堂が有名ですが、あまりに広大なので、古代と裸婦、近代という普段あまり見る機会のないものをさくさくさらって見る。

好きだったのはコレ(写真はOKgoodジョン.シンガー.サージェントのCarnation,Lily,Lily,Rose。印象派のジャポネスクものなのですが、少女が咲き乱れる花の中で日本の提灯で戯れているという不思議な絵。エンヤのOn may way homeのPVで実写になっているのを後に知りました。これとエロ神アポロンが雲になったり、金の雨になったりして人間の女と浮気してる絵、実寸再現したカッパドキアの修道院が怖くてよかった.... 中世の階あたりで「もうお腹いっぱいだ」「くじけそうだ」と泣き言を言っている関西のお父さんがたくさんおり、みな奥様に叱られておりましたね....coldsweats02 色の褪せない美術品というものが必要なのか?という事はさておき本物を見てみたい、という気持ちにさせる立体教科書兼展示場のような場所....海峡をのぞむ絶景の立地。 1時間半で満喫して、レストランの”ボンカレー”で締めさせていただきましたrestaurant

陶版の砂は地のものらしく、「これもうかるんとちゃうかな!?」とひとつひとつ始めたのが企業を創業した商人の発想だったと思うんですが、でもそれを考える事はとてもクリエイティブで楽しい事だったはず。人のためとか社会のためとか言うのは大事な事かもしれませんが、まず自分の土地にある事やモノや人で「これもうかるんとちゃうかな!?」と考える人がもっといてもいいのかもしれません。人の土地や人のモノではなくて....だからホントにホントに何もなくって国に原発を作ってもらうしかない、なんていうのはつくづく悲しいことだしみじめな事なんだと思う...

西日本ツアー、あと1日

|

« 夕顔のはなしろきゆふぐれの神戸 | トップページ | 淡路再訪(夏の西日本ツアー) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1118791/46375138

この記事へのトラックバック一覧です: その土地で生まれるもの(夏の西日本ツアー):

« 夕顔のはなしろきゆふぐれの神戸 | トップページ | 淡路再訪(夏の西日本ツアー) »