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オソさんの話

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遅塚勝一ことオソさんは、同じ昭和のCM業界をスルーした長い同業の友人。CMなんてもう全然オモロない...とマダムが半ばグレていた2007年、彼は昭和の歌謡曲をテーマにしたオムニバス演劇を突如として上演しました。それは、ボッとしてたらあかんがなbearing...と自分の眼を覚ましてくれるひとつの事件でありました。自分にシェイクスピアプロレスをやらせる大きなモチベーションのひとつになったと思う。だから?彼がプロレスに詳しいこともあり、スキットのアドバイス、マクベスの稽古?からパンフまで何かにつけ相談をしてきました。

そんな遅塚勝一が5年ぶりに演劇をやるという。役者先行でなく脚本から固めるのだと長い時間をかけていたのは知っていたけれど、その役割は演出でなく”製作.構成”sign02そして前回とは比べようもない宣伝やスタッフィングとともにその公演の日はやってきて、しかもすでに何日かはソールドアウトに...。

彼が演出してたらこうはやらなかっただろうな、と思う事はもちろんいっぱいあった。プロデュース演劇どころではない異種格闘のプレイヤーたちは最大の仕事をしていると思うし、彼の友人でもあるハルカ.オースなどもはや女子プロ。けれど売り物であったはずの脚本は、期待した”ニク”というテーマがホンに何も描かれていないし、難病という安易に使ってはいけない事を簡単に使っていた。けれどオソさんの人間の貯金と蓄積、それが観客までもを含んだものだという事、そのエネルギーは圧倒的に伝わってきた。この時代、観客だってもう”ただ見せられること”なんてまっぴらゴメンなのだ。その感じをつかみ取っている興行は大成功だった。

その事を賞賛はしたい、でも、集客に苦戦するプロの演劇の多い中、これを手放しでいいと言ってしまう事がひどくためらわれヘンクツな気分のままメールを送ると.... 「たしかにおれはジャンルにこだわってねえんです。楽しんでほしかった。 マッチメーカーもやってみたかったの(笑)」 という痛快な返事が返ってきた。

マッチメーカーsign03製作.構成ってマッチメイカーだよsnow

マッチメイカーっていうのは、いっぱいの人にどこをどう楽しんでもらってもいいというバクチ打ちの事。この演出がどうだこうだなんていうチマチマした事ぁどうだっていいんです。オソさんはエラいマッチメイクをしたよ。つまんないマッチメイク演劇界多いもん....。この2連続の体験は真逆のもの。そして現在の演劇的興行が置かれている状況の現実。どっちがどうっていうんじゃなくて今俺は何をしたいかって事なんだよね?さぁあたしも次の事を考えよう。オソさんにまた負けないようにbleah

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