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ワンダーガーデン(四華)

2年前の夏に見た、弟の劇団同期の4人芝居ワンダーガーデンが、劇場は座.高円寺に。そして女優4人のバージョンとなって再演...高円寺は711の4倍くらいタッパがあり、客席も広い。そこ妖精パックでも出てきそうな緑と大理石の円柱8本。季節を変え、時を変えるこの物語を照明とともにくるくると変え、役者が女性だからではない、とにかく全く違う芝居だった。

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なぜか、バレエのチケットを買う時やプロレスの時にはあんなにさんざん考える”座席”の位置を自分は今まであまり考えてこなかった。
遠くから見る”庭”をわたしはもっと彼女たちがピナバウシュみたいだったらよかったのに、と思いながら風景のように見た。夕方の庭にひとり寝転がって叫んでみたり、夏の一日、草むしりをしてる時に風がふいたり、一人ダンスを踊って急に恥ずかしくなったり、転んで膝をすりむいて好きな人に手をさしのべられたり、勇気をだして芋虫をつまんだりしたら、この場所は、きっともっと懐かしいものになる気がしたbud女形であったらだせないだろう”モノ”の質感に対する感性の違いが、この庭そのものに対して表現されていたらいいのにと想像した。

近くで見たら、もっと感じたであろうこと。
小椋あずきさんの少尉と桜(この芝居は一人が男女ふたつを演じます)本当にパーフェクトで、彼女は誰よりもダンサーでもあった。くるくるときびきびと、動く身体に旋律がある。いいレスラーみたいだった。高橋由美子さん、予想以上にいいダンサーで華があった。

けれど初演で感じた、時代の悲しみ、そこに閉じ込められた女、飛び出してゆく女、閉じこめる事のできない女の差は感じなかった。うまく言えないけれど四獣よりずっと現代の女性なのだ。ブレーキ(抑圧)を知らない(小椋さんだけはそこも全く違っていた)これは女性だからというのが大きいかも。それから装置のせいと自分の見た風景の角度。

でも同じ庭で見比べるために、四獣(男性バージョン)もやっぱり遠くから見てみようと思う。

俳優たちはあの庭をいったいどんなふうに動いてくれるだろう。

画像はわかぎ姐さまのBlogより無断転載した例の”庭”

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