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2012年3月

CHANEL休み

ああ、もう演劇休みたい....演劇いや!もう見たくない....

という演劇疲れの自分にCHANELを与えてみました....crying

朱赤に近いCOCO Shineとめっちゃ先の細い黒のくりだしライナー

ALGERIAのあたりでブツ撮りしてみる。ブツ撮りする時はやっぱりちょっとアドレナリンがでるheart04

指入っちゃってますがなshock

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オソさんの話

Ainiku_flier_front_web

遅塚勝一ことオソさんは、同じ昭和のCM業界をスルーした長い同業の友人。CMなんてもう全然オモロない...とマダムが半ばグレていた2007年、彼は昭和の歌謡曲をテーマにしたオムニバス演劇を突如として上演しました。それは、ボッとしてたらあかんがなbearing...と自分の眼を覚ましてくれるひとつの事件でありました。自分にシェイクスピアプロレスをやらせる大きなモチベーションのひとつになったと思う。だから?彼がプロレスに詳しいこともあり、スキットのアドバイス、マクベスの稽古?からパンフまで何かにつけ相談をしてきました。

そんな遅塚勝一が5年ぶりに演劇をやるという。役者先行でなく脚本から固めるのだと長い時間をかけていたのは知っていたけれど、その役割は演出でなく”製作.構成”sign02そして前回とは比べようもない宣伝やスタッフィングとともにその公演の日はやってきて、しかもすでに何日かはソールドアウトに...。

彼が演出してたらこうはやらなかっただろうな、と思う事はもちろんいっぱいあった。プロデュース演劇どころではない異種格闘のプレイヤーたちは最大の仕事をしていると思うし、彼の友人でもあるハルカ.オースなどもはや女子プロ。けれど売り物であったはずの脚本は、期待した”ニク”というテーマがホンに何も描かれていないし、難病という安易に使ってはいけない事を簡単に使っていた。けれどオソさんの人間の貯金と蓄積、それが観客までもを含んだものだという事、そのエネルギーは圧倒的に伝わってきた。この時代、観客だってもう”ただ見せられること”なんてまっぴらゴメンなのだ。その感じをつかみ取っている興行は大成功だった。

その事を賞賛はしたい、でも、集客に苦戦するプロの演劇の多い中、これを手放しでいいと言ってしまう事がひどくためらわれヘンクツな気分のままメールを送ると.... 「たしかにおれはジャンルにこだわってねえんです。楽しんでほしかった。 マッチメーカーもやってみたかったの(笑)」 という痛快な返事が返ってきた。

マッチメーカーsign03製作.構成ってマッチメイカーだよsnow

マッチメイカーっていうのは、いっぱいの人にどこをどう楽しんでもらってもいいというバクチ打ちの事。この演出がどうだこうだなんていうチマチマした事ぁどうだっていいんです。オソさんはエラいマッチメイクをしたよ。つまんないマッチメイク演劇界多いもん....。この2連続の体験は真逆のもの。そして現在の演劇的興行が置かれている状況の現実。どっちがどうっていうんじゃなくて今俺は何をしたいかって事なんだよね?さぁあたしも次の事を考えよう。オソさんにまた負けないようにbleah

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オルフェゴッゴ、そして。

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東京で演劇をやるということは、奪い合いなのだと感じるようになりました。劇場や、観客や、出演者や、スタッフや、稽古場や、メディアや...演劇にまつわる様々なものを奪い合って淘汰されるのが、東京の演劇だと。20年すぎた劇団として、いつまでもそこで競争、競合していてはいけないよなぁ、スッと身を引くことで、スペースを(たいしたスペースではありませんが)あけるべきだなと思うようになりました。つまり「降りる」ということです。

そう考えると、逆に、(とりあえず私個人が)やるべきことは見えてきました。競合しないということは、自分でつくるということだなと。まぁ、言うほど簡単じゃないんですけど。尊敬する先人は思えばみんなつくってきました。劇場や、観客や....いろいろな、後につづく人たちに残せるものを。

双数姉妹主宰 小池竹見氏 ごあいさつ抜粋

オルフェゴッコ@吉祥寺シアター

双数のラストは、好きなように試させてくれよ、という演劇でしか見られない挑発的な時間で、それはある種、観客なんてどうでもいいと思っている気さえした。面白い、とか感動したという事だけが作品を讃えることばではない事はみんな知っている。けれど人に伝えたい、感動を分かち合いたい、という”誰も否定できない価値観”が世界を鬱陶しい霧のように覆いつくしている。わかる人にはわかる、好きな人には感じる、などという作品は競争の中で苦しい局面にぶちあたるだろう。評論なんていうものは崩壊し、よかった、面白かった、誰が出ている(有名人または知人)という事でしか集客のできない世界。それはもう演劇の風景をまるで変えてしまうんだろう。もう変わってる。

放送作家や、素人のプロデュースや様々な人が、ただ自分の表現エリアでできない事の発散だけを求めて演劇の競争になだれ込んでくる。プロレスラーでシェイクスピアをしようなんていう自分もまったくそのひとりです。

けれど今日見たものは、演劇の世界で、演劇でしかなしえないものをしようと闘ってきたプロの演劇でした。人がなんと思うかはどうでもいい、好みがあるから強く薦めたりもしません。今の若い子にはこんなの全然わからないでしょう。

でも、わたしはすごく好きでした。

今林さん誘ってくれて本当にありがとう。

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ワンダーガーデン(四華)

2年前の夏に見た、弟の劇団同期の4人芝居ワンダーガーデンが、劇場は座.高円寺に。そして女優4人のバージョンとなって再演...高円寺は711の4倍くらいタッパがあり、客席も広い。そこ妖精パックでも出てきそうな緑と大理石の円柱8本。季節を変え、時を変えるこの物語を照明とともにくるくると変え、役者が女性だからではない、とにかく全く違う芝居だった。

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なぜか、バレエのチケットを買う時やプロレスの時にはあんなにさんざん考える”座席”の位置を自分は今まであまり考えてこなかった。
遠くから見る”庭”をわたしはもっと彼女たちがピナバウシュみたいだったらよかったのに、と思いながら風景のように見た。夕方の庭にひとり寝転がって叫んでみたり、夏の一日、草むしりをしてる時に風がふいたり、一人ダンスを踊って急に恥ずかしくなったり、転んで膝をすりむいて好きな人に手をさしのべられたり、勇気をだして芋虫をつまんだりしたら、この場所は、きっともっと懐かしいものになる気がしたbud女形であったらだせないだろう”モノ”の質感に対する感性の違いが、この庭そのものに対して表現されていたらいいのにと想像した。

近くで見たら、もっと感じたであろうこと。
小椋あずきさんの少尉と桜(この芝居は一人が男女ふたつを演じます)本当にパーフェクトで、彼女は誰よりもダンサーでもあった。くるくるときびきびと、動く身体に旋律がある。いいレスラーみたいだった。高橋由美子さん、予想以上にいいダンサーで華があった。

けれど初演で感じた、時代の悲しみ、そこに閉じ込められた女、飛び出してゆく女、閉じこめる事のできない女の差は感じなかった。うまく言えないけれど四獣よりずっと現代の女性なのだ。ブレーキ(抑圧)を知らない(小椋さんだけはそこも全く違っていた)これは女性だからというのが大きいかも。それから装置のせいと自分の見た風景の角度。

でも同じ庭で見比べるために、四獣(男性バージョン)もやっぱり遠くから見てみようと思う。

俳優たちはあの庭をいったいどんなふうに動いてくれるだろう。

画像はわかぎ姐さまのBlogより無断転載した例の”庭”

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天皇陛下お言葉全文

東日本大震災から1周年、ここに一同とともに、震災により失われた多くの人々に、深く哀悼の意を表します。
1年前の今日、思いもかけない巨大地震と津波に襲われ、ほぼ2万に及ぶ死者・行方不明者が生じました。
その中には、消防団員をはじめ、危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事して、命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることができません。
さらに、この震災のため、原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は、住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。
再びそこに安全に住むためには、放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。
このたびの大震災にあたっては、国や地方公共団体の関係者や、多くのボランティアが被災地に足を踏み入れ、被災者のために、さまざまな支援活動を行ってきました。
このような活動は、厳しい避難生活の中で、避難者の心を慰め、未来へ向かう気持ちを引き立ててきたことと思います。
この機会に、被災者や被災地のために働いてきた人々、また、原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を深くねぎらいたく思います。
また、諸外国の救助隊をはじめ、多くの人々が、被災者のため、さまざまに心を尽くしてくれました。
外国元首からのお見舞いの中にも、日本の被災者が厳しい状況の中で、互いに絆を大切にして、復興に向かって歩んでいく姿に印象づけられたと記されているものがあります。
世界各地の人々から、大震災にあたって示された厚情に深く感謝しています。
被災地の今後の復興の道のりには、多くの困難があることと予想されます。
国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう、たゆみなく努力を続けていくよう、期待しています。
そして、この大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心がけをはぐくみ、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。
今後、人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同とともに願い、み霊への追悼の言葉といたします。

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毘沙門天裸押合祭

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雪と炎の奇祭と呼ばれる越後浦佐の裸押合祭は、無形民俗文化財にもなっている有名なお祭。風邪をひいているにも関わらず極寒の中でかけた3月3日snow

日本一の一枚彫抜きのお不動様の前のうがい鉢で、真言を唱え男たちは身を清めます...これは地元大和中学の男子くん。とてもイカしてるため、参加しなかった男子たちが「あ〜オレも今年やればよかった...」と悔しがる様子がキュートheart04

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押合のリングは想像以上に狭い毘沙門堂、頭上に四本の巨大ろうそくと、それをろうそく用のヘラで切り落としながら司る四人の青年。これがアングラかつ幽玄で非常に官能的でした....cryingこの下で湯気を立てながら男たちがサンヨ、サンヨ(撒与)と叫びながら福物(何ラウンドかありラウンドごとに違うらしい)を奪い合う押合をしています。かなり卑怯な手段も使ったのですが、リンサイには近づけず、観衆の間にめらめらと湯気を立てる男の肌が見え隠れするのみ....

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何陣にも渡りやってくる裸の男たち。凍てつく肌に50kgとも言われる燃え盛る蝋燭のしぶきが振りかかり、その肌の上で白く固まってゆきます。

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このあと彼らは、小さいマスクのようなもので口を隠し、扇を手にした男たち(福物を撒く男衆)を乗せた騎馬とともに、燃える蝋燭ごと毘沙門堂に突入happy02

危険だから道をあけて!と注意されること....デスマッチのごとし...こういうのは慣れております。しかし見れば見るほど大日本のレスラーにぜひ参加してほしい行事。

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堂内の撒与と対になる、参拝者への撒与。眼鏡禁止、女は禁止の激しい争奪戦...昨年はゲットした提灯を全てむしりとられたという父は、今年はいきなり背中からドづかれて敗退

夏の祭もいいですが、雪の祭の厳粛感は特別なものがあります。かつては旧暦の正月行事だったよう。辛抱強い越佐の男の清潔なエロさがにおいたつような夜でした。

有名なお祭りとしてはさほど混むという印象もなく。あまり気負わず温泉かスキーのついでくらいにふらりと立ち寄ってみる事をおすすめします。

ただし

●当日は参拝者等で混雑します。盗難(スリ等)、忘れ物、”火災、火傷等”十分注意ください。

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