« designということ | トップページ | 演劇月間② 浅草版くるみ割人形 »

演劇月間①青春漂流記

Hyoryu_top

劇団鹿殺しの『青春漂流記』を紀伊国屋ホールで観劇。

神戸元町の高架下商店街モトコーからデビューした、アイドルグループモトコー5の青春漂流記。30代の役者クンたちの中で、モトコー5リーダー役の、劇団☆新感線アラフォー高田聖子さんが超然と燦然とふりきっていましたshineこれはくを愛ちて で粟根まことさんにも感じたこと...。もちろんゲストに対する非常にリスペクトなホンではあるのだけれど、この劇団を見ると演劇の”世代”という事を考えさせられます。

鹿殺しははじめ軽アングラと思って、こんな世代の子がこんなことをやるなんてwobblyという気持ちがありました。初期に見たらもっとそうだったと思う。彼らのとりあげる昭和は90年代だったりするんですね。これは関西出身という事が大きいんだと思います。90年代の経済の波が引いてゆく関西にまだ残っていた昭和の残像が、彼らの演劇の世界感を作っている。それはマダムの世代にとってはつい最近の事なので、その時差みたいなものが面白い。でも、その残像が残像になる前に何があったかというとらえ方がふわふわしています。ここに対する感覚の差が演劇も映像もCMも全ての作家演出家の差になっていると感じます。

大きな劇場を連覇して、痛みのあまりきつくない芝居に進化した結果、今、鹿殺しは軽アングラではなくよくも悪くも小劇場になりました。でもそうなると上の世代の無数の劇団や役者達にはかなわない。けれど今この時代、紀伊国屋をフルハウスにしている30代の劇団などめったにいません。そして同世代演劇をもっとみんな30代の子は見てほしいなぁ。

”こどもの頃は思い悩む青春時代というのは終わりがあって、それを超えた先に自然と「大人」になれるものだと思っていたのに、いつまでたってもバタバタぐるぐるして「大人」になんて全然なれないし、なんの答えも見つからない。"-菜月チョビ 演出のことばより

みんないい子だな。

いい子すぎるんだよ。

演劇のDVDなど滅多に買わないのだけれど、『電車は血で走る』の再演版を購入

|

« designということ | トップページ | 演劇月間② 浅草版くるみ割人形 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1118791/43845430

この記事へのトラックバック一覧です: 演劇月間①青春漂流記:

« designということ | トップページ | 演劇月間② 浅草版くるみ割人形 »