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2009年10月

ナイルの死神

ナイルの死神

花組芝居『ナイルの死神』2時間30分を、ロミオVSジュリエットに参戦して頂いた”黒天使”沼澤邪鬼、葛西純選手の横で観劇coldsweats01

「葛西さん、ファイナルまで見てもあの装置は破壊されたりしないし誰も流血しません。がっかりしないでくださいね。」「じっとしているの辛くないですか?今から10分のリング調整です。」などと言いながら、デスマッチファイター達がいつ暴れたり乱入したりしないか気が気ではありませんでしたが、レスラー小学生男子のようなものすごい集中力で、そしてどうやら見ているポイントも全然違う...。プロレス用語で言うと、入退場とリングの使い方、マイクの間、それからコスチューム(今回のコスチュームはちょっとすごいから)に反応していたよう。

自分は生物のバイタルというものを普段から強く感じるタイプなのですが、基本レスラーのバイタルはものすごくいい。けれど10cm横から伝わってくるそれは滅多に触れる事のないような質感で、芝居中に何度も目をつぶってそのバイタルに酔った。この人はやっぱり人間としてちょっと特別なんだという事を身体で感じた夜でしたnightshine

ちなみにナイル殺人事件ですので、装置は破壊されませんが流血はあります。それもかなりの大流血がsweat01

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秘密の話園

秘密の話園

『マダムの会社の制作さん→役者になってしまった人』白仁裕介くんの所属する劇団裏長屋マンションズの公演のお知らせshine

『秘密の話園』10月30日(金)~11月1日(日)シアター代官山。

現代テイストな人情喜劇を得意とする劇団ですが、”カミングアウトバラエティー本音でスポン!”の収録現場を舞台にしたスタッフと出演カップルのヒューマンコメディーとのこと...。白仁くんの役はさしずめ身勝手なディレクターと出演者に翻弄されるスタッフといったところでしょうか...(想像coldsweats01)マダムの現場でも助手についていただいた事があるのですが、白仁くんは翻弄される風情がとても似合うというか翻弄者(演出家)の何かをとてもそそる男です...。

土日マチネーもございますのでお時間のある方はぜひ足をお運びくださいbleah

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会わないとわからない

フデバコ.ナゴヤのコンPがリマーカブルセッションに来都するというので、いい機会だからとヤングディレクターを集めて会食という名の面談restaurant

このコンPという人... リールに対する目がシビアで独特かつ、”会わないとわからない”というプロデューサー哲学の持主。マダムが再三再四売り込もうと思っていたあるヤングディレクターが2回目のディレクター競合負けになった時の事... 「ハニーさん、会った事がないから僕に説得力がないのでしょう。電話で本人と話をさせて下さい。」と言ってきました。聞けば相手は九州の著名な演出家で、リールだけで言ったらとうてい太刀打ちはできない相手...。会わないとわからない主義は徹底していて、大阪のある演出家と新幹線のホームで5分話して名古屋にトンボ帰りした事もあるとか...。そんな人物主義なコンPだというのに、当のヤングくん達は自分の話ばかりして接待感0crying店を出る時にみんなの頭を叩くほどダメダメな会だったのですが、実はコンP、その様子をしっかり観察していたよう...。

リマーカブルセッションを見て演出家はルックスと性格と演出力の総合点だなあ...とつくづく思います。フィギュアスケートみたいに技術点だけじゃなく演技構成点との総合で、演出コンテのショートプログラムと現場のフリースケーティング。コスチュームもトリプルアクセル何処に入れるかとかも大事。女子のビジュアルはかなり有利に働くし、太ってとぼけた方は嫌な事を言ってもちょっとトクだったり。考えてみればタッグを組む演出家を釣書だけで決めるなんて当てにならない事。まあだからこそ釣書の中身と紹介者は大切な訳ですが....confident

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リマーカブルディレクター 2009

ヤングディレクターさかなfishがファイナリストに入賞した今年のリマーカブル.ディレクター.オブ.ザ.イヤーセッションを見におでかけdeliciousまだヤングなのだし演出論よりは(演出論はじじいほど面白いから)ダメさや人となりを感じたかったなあ...と思いつつ、コーディネイターの方の質問になるほどと思うことが。「企画ができなくてもいい演出ができると思うか?」という質問なのですが、彼の考えはYesでもありNo...理由は「その企画がコミュニケーションとして突破できるかどうか演出家は見分けられないといけないから。」というもの。それから「自分にしかできない、という価値を主張していかないとどんどん安くてもいいやという方向に仕事は流れてしまう。そして演出家はありとあらゆるスタッフの代表だから、みんなをそういう方向に押しやってしまう。」というものでした。インディーなものの作り方を必ずしも否定しません。けれど演出家が安く何でもやります、という事はそれに関わる全てのスタッフに安く何でもさせる事とイコール。そのことを意識していかないといけない職業...confident

マダムの会社でも、世代を下るごとに本当にこれがこの年の子の作品なのか、と思うものがでてきます。けれど台風の中締切時間のあるエントリー作品を取りに来てくれたソクハイの人を平気で待たせるような子供に、何の演出チャンスを与える必要もありません。演出家としての人間性をまず鍛えないと。異論のある方もいるでしょうが、マダムの美学はそうです。

今日のさかなの話も作品も、ギリギリな感じのおしゃれもよかったけれど、隣の人がコンテを説明する時、カメラの邪魔になるお水をちゃんとよけたりした、あれが一番演出家っぽい瞬間でよかったな~snow

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脈絡なく...

テレビを地デジに変えてから早2年...。休日はプロレスやらプロレスやらおでかけやらでほとんど家にいなかったマダム、この週末はおとなしくテレビを見てだらだらしようと思ったところ今まで知らなかったある機能を発見sweat01

まだ地デジでない市民のみなさんに説明すると、地デジのテレビでは番組表というものが見られるので、ここを選択するだけで録画できるのが便利なんですが”視聴予約”っていうのをしておくと、その時間になると勝手にチャンネルが切り替わるんですね..。テレビというのはたまたまついていたその瞬間を判断して極めて感覚的にチャンネルを切り替えるわけですが、数ある番組の中でまあ、これかなと思ったものだけを選んでおくと「ろくな番組がないsad」と感じる確率は格段に下がります。おかげでバンキシャ!からフィギュアのグランプリシリーズから日曜劇場JINまでみっちり見てしまう事に.....。CSに入っている人のテレビ視聴時間が長いという事など考えると、見たくないものを見せられさえしなければテレビは嫌いにならない、という感じがします。グランプリシリーズをスポンサードしているCMの効果が脈絡なくオンエアされているものと格段の差があることとか、だらしないながらもなかなか勉強になる一日でした。脈絡のないものって何にしろダメなんだな。

画像は脈絡なく買ってしまったもの達。というかむしろ脈絡を感じて電波を放っているコレクションchick

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Direction is Magic

プロレスでいいなあ..と思うことのひとつが撮影自由phonetoそもそもリングサイドにはたくさんのプレスの方やサムライTVのカメラが縦横無尽に動き回っているものなので誰も気にしません。写メはもちろん、デジカメ、デジイチで撮ったもはや作品のようなものも...赤レンガ岩井哲也さんの素晴らしい照明でしかもライブbleahブロガーの人の画像アップや友人に送る写メなどを考えたらプロモーション効果ははかり知れない。インディーの演劇やダンスをやられてる方、ぜひ『撮影自由』をオススメします。

画像は先日知り合ったバーレスクダンサーTAMAYOちゃんのDVD。ちゃんとしたカメラワークで撮影したゲネプロ(本番仕様のリハーサル)よりも、クラブハイツという魔法のハコで観客と呼吸する本番のグルーブはまったくの別物。まあ、準備して確認して約束して撮影する私達の映像の仕事なんてものは、グルーブという一点においては実に貧しいものなのかもしれませんが、それでもホンモノのディレクターというのはグルーブ(つまりカメラの向こうの観客の反応)を作り出せるものだと思っています。広告がダメなんじゃなくて、映像でっかちなディレクターが多すぎるのかも...。ディレクターはやっぱりマジシャンでなきゃshineそしてプレイヤーはサイキッカーでなきゃshine

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木更津異聞 後編

さて海岸沿いの空地の暗闇には、たしかに黒い四駆が一台。その回りにはキャンプのあと...というよりもはや夜逃げのあとのごとく食事が散乱。
「あいつら、食うだけ食ってまた片付けもしねえで帰りやがったな。」形相の変わった紳士はテーブル代わりのスチロール箱からぬるいビールをbeerもはや馬のしょんべんでも何でも頂きます的心境で”カトケン”と名乗る紳士の数奇な人生を聞くはめにsweat01最後の博徒は狸の郷という焼物アミューズメントパークを作る事...そんな話まで来た頃、さすがに待っているお弟子さん達の事が心配になってきました。するとカトケンさんは
「しかしあなた様のシャツは見れば見るほど素敵ですね。」
と、かの師匠に本日4回目のおねだりを始めます。このシャツを渡さねばとり殺されるかのような粘りにおされ、暗闇の空地でピンクの和柄のシャツを脱ぐ男(お気に入りだったようです...)
「私めにはお返しするようなものが何もございません。せめてこれを....。私の焼いたものでございます。」と草むらの中からご飯粒のこびりついた信楽風のお皿を3枚、自分の着ていた汗くさいシャツにくるんで手渡してくれました。
さあそこからは猛ダッシュdash弟子達の元に逃げ帰り事の次第を話すと、何を言ってるかわかりません、とみなぶんむくれですげない返事。
昨日の焦げた餃子の乗っているお皿はまさにその夜の頂きもの...。出汁巻からお刺身、フルーツまで、器好きのマダムもしびれるなかなかの器です。
注)後に調べたところカトケンさんは木更津の狸ではなく...実在の建築業者の方でした...。

今日は週刊プロレスにロミジュリがばばーんと掲載されたというのに、なんで木更津のお話coldsweats01
週プロ見て下さいね〜heart04

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木更津異聞 前編

カトケンさんの話

様々な出会いの中には狐狸との遭遇のような事もありますdog

知人がお弟子さん達に『気志団の木更津ライブに出店をださせ金儲けの修業』をさせるというので同行した時の事。(このへんはさらっと割愛させて下さい。)
お弟子さん達の準備の間、かの師匠と木更津のバーでしたたか飲みながら待機していると、アロハを着た人相と恰幅のよい紳士に
「あなた樣方はさきほどから随分と面白いお話をされております、ぜひ私めにここ木更津でもう一杯ごちそうさせては頂けないでしょうか?」と思わぬ申し出を受けましたwine
異郷の出会いを断る理由もなく、店の常連でもある風なので快くお受けしたはいいものの、紳士は自転車を押し灯り一つない海岸に向かってえんえんと歩いてゆきますrunrunrun
「私めには釣りの師匠がおります。今からお招きするところにその師匠が待っておりますので何か魚を釣らせましょう。師匠と言っても家が手狭なためわたくしの車をねぐらとしている子供達なのですが...。」
子供sign03子供達ってsign02車をねぐらってsign02そしてこの先真っ暗で空き地しかないんですけど...sweat01
後半に続く!!!

画像はあの夜が幻でなかったという証拠の一品。メニューは味の素冷凍餃子。ゆがいた新大根旭ポン酢がけ。思いっきり新潟料理の柿となめこのおろしなます。日本酒

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うちの会社っぽくないリール予約開始

SATOSHIとsayoco.オーモリくんに作ってもらっている
ディレクターズリールの編集チェックに”お庭”へbudrun
このリールでお願いした事はひとつだけ。
shinesnowうちの会社っぽくないリールsnowshine
どうやら作品をディレクター別ではなくちょっと面白い
カテゴライズをしているのらしいのですが、
マダム「なんかこれ、うちの会社っぽいからやめない?」
SATOSHI「え!いいんですか?代表作なのに?」
などという会話を交わし、やはりあれを入れよう探そう
と打合したあとは、若い時から面白い企みを一緒に
してきた方の事務所開きに狸姫様とお邪魔wine

しぶとくてインテリなオヤジ様達もさる事ながら、以前
からお会いしたかったバーレスクダンサーのTAMAYO
ちゃん(美しく最高面白い娘)と、ストリップやアングラ
や舞踏やプロレスのお話shine
それから以前ランジェリーもののシナリオを書いた時
からすごく気になっていたWacoalのDIAというブランド
をやっている姉様とお話。
今夜会った人と何かする事になるだろうな〜というnight
それから、まだわからないけれどすごく新しい何かが
始まりそうなりえ姐さんからの電話...。

うちの会社っぽくないリールは、10月末完成予定scissors
ご予約はお早めにhappy02

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セレンディビティ

あるポイズンなプロデューサーと飲んだときのことbottle

マダムはムダにふらふらする事が偶然いろんな出会いを招く事がよくあり、そんな話をしていたら「ハニーさん、それはセレンディピティっていうんですよ。」とポイズン氏は教えてくれました。概念用語なので正確な解説かはわかりませんが、WIKIによれば、

セレンディピティ英語serendipity)は、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のこと。

これは宗教の中にも自己啓発みたいなものの中にも、心理学やサイキックの考え方でもまあいろんな言われ方をしてる”実はみんな知ってる事”なんだと思いますが、こういう能天気な能力があると人生に退屈せず笑っちゃうくらいいろんなところに導かれる訳ですsmileこれ演出家としてはかなり大事かと思う。現場のトラブルをかえって作品に生かしちゃう人間ている。大人数ひきつれるツアコンに、セレンディピティは大事。雨の日も嵐の日もトラブルも出会いの山...rainsnowsunさ、それにはもうちょっとムダに出歩かないとrun

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受賞!!!

shine第2回 リマーカブル.ディレクター.オブ.ザ.イヤーでさかなの「おとなりさん」がファイナリストに。ACC CMフェスティバルでsayocoの「スコッチブライトセルロースクロス.あさり篇」がファイナリストに入賞しましたsnowsnowsnow

今年のリマーカブルはたくさんのヤングがチャレンジをして、みんな吐くような一喜一憂の日々だったのですが、グランプリに入った作品を見て、そこに何を感じるか、ここから何を考えてゆくか、がいちばん大切なことconfidentコンペはあくまでプロになる入口。

お話したいこともいろいろあるのですが、まずは10月22日13時30~第一ホテル東京プリマヴェーラ『JACディレクターズセッション』を楽しみに待つこととします。

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ロミジュリ終了

ロミオVSジュリエット大きな事故もなく無事終了しましたconfident

演出などというものは、プレイヤーの力を最大限に引き出す段取りと心配り以上のものは何もないし、作家としては、時代を洞察し人間をリサーチするのが全て...。
心を配りきれなかった人からそれ以上のものは出てこないし、コミュニケーションを雑にやればグルーブは起こらない。イマイチな部分は全部自分のせい....。

それにしても、レスラーはものすごいスピードであそこまでいってしまった。しかもレスラーの矜持を完璧に守りながら。
ファンタジーの中にすさまじいリアルを内包する生物。
観客だけでなく、スタッフも自分までも、虚実の狭間をぶんぶんと振り回されナイフをつきつけられたようなロミジュリ...shine演出家としては葛西純に敗北...。

私も「いつまでできるかわかんねえけど」「まだまだ狂い足りない」し「一人で狂うのはつまんねえ。」happy02
出演頂いた寒空はだか師匠からは"踊るキチガイに見るキチガイ”という名言を賜りましたが、お忙しい中見届けて頂いた方、見たいけれど、と応援下さった方...この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

観戦者のプロのお声ファンのお声をひとまずお届けして、私は冷静になった頃またゆっくり...beerbeerbeer

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命を削るように

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